アスタキサンチンという物質
サケの身はピンク色や赤い色をしていますが、本来は白身の魚で、赤い色素を持つオ
キアミやエビなどをエサにしているので、その色素が体内に蓄積して身が赤くなって
いるそうで、この赤い色素が今、栄養学的に注目を集めているアスタキサンチンとい
う物質なのだそうです。
トマトのリコピンなどと同じく、アスタキサンチンもカロテノイドという色素成分
で、このアスタキサンチンの抗酸化作用は飛びきり優秀・強力で、ビタミンEの1000
倍以上、β-カロテンの10倍以上の抑制効果があり、また、免疫細胞や皮膚組織を酸
化損傷させる活性酸素を除去する作用も強力らしいです。
特にサケが良いのは、アスタキサンチンだけでなくEPAとDHAも豊富で、血中脂質(コレステロール&中性脂肪)の増加や血栓ができるのを抑制し、記憶力を高め、脳の老化を予防してくれるためなのだそうです。
=2011年9月HPに掲載=