酵素に優しい低温で
野菜を高温で蒸すと、しなってしまいますが、約65℃の低温で蒸すと、細胞壁ができて酵素が活性化し、シャキッとしたまま蒸すことができ、ほうれん草は低温蒸しでビタミンCが約2.2倍、シイタケはうま味成分のグアニル酸が約3倍、くるまエビはうま味成分が約3倍になるらしいです。
酵素が働くスピードが甘さを引き出すポイントで、低温で蒸すと酵素が緩やかに働くので旨味、甘味が増すそうですが、一気に高温になると酵素が働けないのだとか。
肉や魚も買ってすぐに低温蒸しをすると、アクが抜けて臭みがまったくなくなり、1回分ずつに小分けして冷凍保存すれば、食べたい時に解凍して、表面に焼き色を付ける程度の加熱ですぐ食べられるそう。
お鍋に水を1ℓほど入れ、菜箸を置いて網をのせ、その上に野菜を乗せて、鍋と同じ位の大きさのボウルでフタをして加熱すると低温蒸しができるそうですよ。
=2014年9月HPに掲載=