鉄骨とコンクリートの関係
骨はカルシウムでできていると思っている人が多いと思いますが、決してそうではなく、65%がカルシウム、リンなどの無機質、10%が水分、残りの25%が有機質、有機質の約90%はコラーゲンで、骨はコラーゲン繊維にカルシウムが付着したものなのだそうです。
しっかり立てられたコラーゲンの鉄骨に、すきまを埋める形でカルシウムのコンクリートが付着して、初めて丈夫な骨になるらしいです。
ところが、加齢などで新鮮なコラーゲンが減少し、コラーゲン繊維が弾力を失って硬くなると密度が粗くなって、カルシウムやリンなどの無機質との結合性が悪くなり、スカスカの骨いわゆる骨粗鬆症に。
丈夫な骨をつくるためには、コラーゲンをつくり出す力が活発な若い頃に、意識してカルシウムを補給することが重要で、その際、カルシウムの吸収を助けるマグネシウムやビタミンD、Kなどと一緒にとるとより効果的。
コラーゲンをつくり出す力が落ちてくる30代以降は、カルシウム補給とコラーゲンの合成力アップの両方が必要なのだそうです。
=2013年10月HPに掲載=