綺麗な汗 かいてますか?
本来、人間は汗をかいて体温調整を行う恒温動物で、生きるのに必要なエネルギーを得るため食事をし、代謝が上がり熱が発生し、体温が上昇する。
上昇した体温を体外に逃がし、ほぼ一定の温度に保つのが汗腺と汗の役割なのだそうですが、汗腺が退化して休眠汗腺が多い人は、全身から綺麗に汗がかけずに、頭(おでこ)、背中上部、胸、脇の下などの部分汗という状態になるのだそう。
これは、人の体は全身が冷えて血流が悪くなっても、生命にかかわる重要な部分だけは、汗を出して冷やすようにできているからだとか。
汗腺の働きは3歳までに決定するといわれ、その間をどのような温度環境で過ごしたかが、その先の長い人生に大きな影響を及ぼすらしいです。
汗腺の発達していない人は発汗による体温の恒常性が維持できないために、生体防御反応として熱を生産しないように調節し、基礎代謝を低くして放熱を抑制する、これが低体温症というそうです。
=2013年10月HPに掲載=