美容と健康ひと口メモ☆ファイル

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90%以上が水分ですから…

 日本の夏の食卓に、欠かせない野菜の胡瓜は、実は江戸時代後期まで、人気のない野菜だったそうです。インドのヒマラヤ山麓で生まれ、約1500年も前に中国から日本に伝わり、平安時代には栽培されていたという長い歴史を持つそうですが、品種改良されるまでは苦みが強すぎたため、かのグルメ大名、水戸の黄門様こと徳川光圀公は、「毒多くして能無し。植えるべからず。食べるべからず」とまで言っていたそう。

 「毒」というのは、恐らく90%以上が水分なので、利尿作用と身体を冷やす作用があるため、胃腸の弱い人が食べると下痢を起こしたことから、そう言われるようになったのではないかとのことです。

 ビタミンC、カロチン、カリウムなどの栄養素を含んではいますが、なにせ90%以上が水分ですから…。たとえ栄養が少なくても、水分補給ができ、利尿作用があり、血液の流れを良くし、身体を冷やしてくれるので、暑気払いには欠かせない食材だそうですので、これからの季節、胡瓜をうまく活用して、暑い夏を乗り切りましょう。
 
=2012年7月HPに掲載=