「たまご酒」より「とろろ酒」
山芋の特徴、ネバネバの成分は、たんぱく質と多糖類が結合した粘性物質で、タンパク質をむだなく働かせたり、消化を良くしてすぐにエネルギーへ変える力があるらしいです。
また、山芋にはでんぷんを分解する酵素や解毒をする酵素が多く含まれており、一緒に食べた他の栄養も効率よく消化吸収できるため、食欲の無い時でも胃にやさしく、胃炎を鎮めてくれるので胃の弱い人も安心して食べられて、滋養強壮や疲労回復にも大きな効果があるのだとか。
ただし、熱を加えてしまうと、消化酵素の働きが半減してしまうので、生のまま食べるのがお勧めだそう。
とろろに酒を合わせてすりのばし、塩少々を加えて火にかけ、熱燗程度になるまでかき回して作る「とろろ酒」は、風邪などで体力が低下している時に飲むと、たまご酒よりも効果があるそうです。
=2007年8月HPに掲載=