美容と健康ひと口メモ☆ファイル

『美杏香エスティーショップ』で掲載中の"美容と健康ひと口メモ"をファイルしています。

暑熱順化を促す

 私たちの体は、暑さを感じると末梢血管を広げて皮膚の血流量を増やし、熱を体外に放出して体を冷やそうとしたり、発汗量を増やして汗を蒸発させることで熱を逃がし、体温を下げるように出来ているそうです。

 しかし、暑さに慣れていないと、体温を下げるための血液の量が少なかったり、発汗量が少ないために体温の上昇を抑えきれず、熱中症になりやすいのだそう。

 特に最近はエアコンの普及や運動不足などで汗をかくことが少なくなり、汗腺機能が低下し、発汗量の少ない人が増えているのだとか。

 暑さに慣れることを暑熱順化というそうですが、暑熱順化を促す運動には、ウオーキングや自転車こぎなどの有酸素運動がおすすめで、うっすらと汗をかく程度の運動を1日30分間、週に4日以上行うと汗腺が発達し、汗が出やすくなり、酸素を運ぶ赤血球が増えて血液量が増加し、急に気温が上昇したときでも熱中症になりにくくなるそうです。


=2014年7月HPに掲載=