バランスのミネラルって…?
高血圧を予防する一つの方法として、カリウムがたっぷり含まれる「野菜」や「果物」を多く摂るというのは、体内にカリウムが多くあると、細胞の内側にカリウムを引き入れて、逆にナトリウムを細胞の外側へ追い出そうとして、血圧上昇を抑えることができるらしいです。
さらにカリウムには、血管を収縮させて血圧をグッと上げる交感神経の働きを抑える作用もあり、ナトリウムと共に浸透圧を維持して、ナトリウムによる血圧上昇を抑制するのだそう。
ナトリウムの摂り過ぎは高血圧を招きますが、日本人の食習慣で塩分の摂取基準を実行する事は困難と考えられ、ナトリウムの排泄を促して血圧を下げる作用のあるカリウムを、高血圧の予防のために積極的に摂ろうという考え方に変わってきているのだとか。
カリウムは、別名「バランスのミネラル」とも呼ばれているそうで、細胞の中と外のミネラルバランスを維持するなどの重要な働きをしているそうです。
=2012年11月HPに掲載=