美容と健康ひと口メモ☆ファイル

『美杏香エスティーショップ』で掲載中の"美容と健康ひと口メモ"をファイルしています。

インフルエンザ感染の予防

 流行時期にマスクをしたこともないし、特別な感染対策もしていないのにインフルエンザにかからない人がいますが、そんな人は、過去に同じ型のウイルスに感染したことがあって抗体を持っていたか、偶然体内で作られた抗体がウイルスの型に合っていた可能性が考えられるそう。

 また、インフルエンザウイルスは、身体に入ったとしてもすべての人が高熱や関節痛などの全身症状を起こすわけではなく、通常の風邪のような軽い症状で終わってしまう人や、まったく症状の出ない場合もあるそうですが、自覚症状がないだけで、実際にはインフルエンザにかかっているらしいです。

 予防の点検ポイント。

①栄養バランスの取れた食事をしているか。
②定期的に運動をして、体力をつけているか。
③外出から戻ったら、手洗いやうがいをきちんと行っているか。
④人混みの中では、マスクをしているか。
⑤部屋の中は、湿度50%以上に加湿しているか。

定期的にチェックしてみましょう。

=2016年1月HPに掲載=

インフルエンザに感染する主な要因

 インフルエンザワクチンは、効果にはかなり個人差があり、接種したから感染しないというわけではなく、また、ワクチンの効果が出るのは接種してから2週間後からだそうです。

 インフルエンザに感染する主な要因は、
①体の免疫力が落ちている時に、ウイルスの病気にかかりやすい傾向にあるので、睡眠不足、不規則な生活、冷え性で体温が低い、ストレスが多い、などの人はが必要とのこと。


②通勤電車などを含めて、人が多い場所にはウイルス多く存在する確率が高いため、人混みに出かけると感染リスクが上がるそう。


③幼稚園や学校など、集団生活をしている子供と一緒に住んでいると、周囲に早く広がり、特に、感染した子供を看病している家族にうつってしまうことも。

 とはいえ、都市部の生活者は人混みを避けたり、感染した子供を隔離することも事実上不可能ですので、日常生活の中で意識して、身体を健康状態にしておくことがもっとも重要なことらしいです。

=2016年1月HPに掲載=

インフルエンザの感染経路

 冬になると毎年のように流行するインフルエンザですが、流行のたびに感染する人と、予防接種も打たないのにまったくかからない人がいるそう。
その違いは、まずはインフルエンザの感染経路。

 飛沫感染が主だと考えられていますが、接触感染や空気感染の可能性もあり、飛沫感染は、感染している人のくしゃみや咳によって、気道の分泌物や小さい粒子(飛沫)が周囲に飛び散り、飛沫から水分が蒸発したごく細かい粒子(飛沫核)が長い間空中に浮遊し、周囲の人の呼吸器に直接侵入して感染を引き起こすもの。

 接触感染は、飛沫に汚染された物や感染者が使用したドアノブや食器、電車のつり革などに触れたことでウイルスが付着し、手についたウイルスを目や鼻、口にもっていくことによって、粘膜からウイルスが侵入し感染するもの。
 狭い部屋などでは粒子が比較的長く浮遊することがあり、空気が低温で乾燥しているとウイルスは長く感染力を持ち続けるそうです。

=2016年1月HPに掲載=

夜間頻尿と夜間多尿

 夜間頻尿は、夜間の尿量が多くなる夜間多尿、少量しか膀胱に溜められなくなる膀胱容量の減少、眠れない睡眠障害などが原因で起き、夜間多尿は、水分の摂り過ぎのほか、糖尿病、高血圧、うっ血性心不全、腎機能障害、睡眠時無呼吸症候群などが誘因になることが多いそう。

 膀胱容量の減少は、過活動膀胱、前立腺炎、膀胱炎などで膀胱が過敏になるために起き、過活動膀胱は、パーキンソン病などで膀胱のコントロールが効かなくなり、少量の尿が溜まると膀胱が勝手に収縮する病気で、脳卒中や前立腺肥大症の排尿障害によって、膀胱が過敏になっても発症するそうです。

 膀胱の老化現象が多いそうですが、原因が不明の場合も少なくないので、年齢性別を問わず要注意とのこと。
夜間頻尿や尿失禁は、重大な病気のサインかもしれないので、オシッコの状態が少しでも気になる時は、泌尿器科を受診したほうがいいそうです。

=2016年1月HPに掲載=

オシッコの語源

 尿は約98%が水。
タンパク質の代謝で生じた尿素約2%のほか、微量の塩素、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、リン酸をはじめ、クレアチニン、尿酸、アンモニア、ホルモンなどを含み、色は黄色(ウロビリン)、水分が不足すれば褐色やオレンジ色、短時間に大量に水を摂れば無色で、腎臓が健康なら排泄までは無菌ですが、排泄後は時間が経つと尿素が分解されてアンモニア臭を発生し、健康な尿はph5.86の弱酸性なのだそう。

 では、なぜオシッコと言うのでしょうか?
 「お」は接頭語、「し」は小便を意味する女性語「しし」または擬音語「しーしー」、「っこ」は行為を表わす接尾語「こ」。
「かけっこ」や「にらめっこ」の類。
「常用字解」によると、「尿」は立って小便をしている人を横から見た形なのだとか。

 
=2016年1月HPに掲載=

尿意の仕組み

 朝晩は、オシッコ(尿)が近くなるのはなぜでしょうか?
尿は、血液中の有害物質や新陳代謝で発生した老廃物質などを体外へ捨てるために、腎臓が濾過・産出する液体排泄物で、尿管を経て膀胱にたまり、尿道口から排出される。
濾過・産出量は1時間当たり60~120ml、1日約1.5リットル。
膀胱の容量は、成人で平均500ml。

 膀胱に150~200mlの尿がたまると、粘膜(移行上皮)で覆われている膀胱壁が刺激を受け、脊髄から排尿中枢を伝って大脳に信号が送られて尿意をもよおすそうですが、尿意を感じても、膀胱が膨らむので、大脳は尿意をコントロールできるそうですけれども、尿量が300~500mlを超えるとがまんできなくなるため、膀胱反射中枢の命令によって膀胱がしぼみ、尿道が緩んで尿が出るという仕組みなのだそうです。

=2016年1月HPに掲載=

明るいところで寝ると太る?

 「睡眠時の明るさ測定」という実験をしたところ、真っ暗の中で寝ている人に比べて、豆電球程度の明るさで寝ている人の「肥満」の割合が1.9倍であることが分かったそうです。

 体内時計の制御をしてくれるのは、視交叉上核(しこうさじょうかく)という目の細胞で、目が光の明暗をとらえると、この細胞が信号を感知し脳に伝達をして「コルチゾール」というホルモンが生産され、本来夜に生産されるべきそのホルモンが不自然に上昇することで、異常食欲や睡眠障害を引き起こすのだそう。

 また光によって「レプチン」という食欲を抑えるホルモンが分泌されにくくなるのが原因だという説も。
そうはいっても、多少明るくないと落ち着いて眠れないという人は、足元にほの暗い程度の間接照明を置き、アイマスクをして眠ると良いそうです。

 スマホやタブレット、PCディスプレイなどのLEDが発する光はメラトニンの分泌を抑制し、快適な睡眠ができないばかりか体内時計を狂わせてしまうためNGなのだそう。
今夜からは暗いところで「正しい眠り」を手に入れましょう。

=2016年1月HPに掲載=